シネマっこ #1 〜なあなあ日常〜
「ご趣味は?」という問いに「あ、えーっと、映画鑑賞です。」と答えたことは記憶にある限り多分一度もない。確かに僕はよく映画を見る。恐らく年間本数を知られたらひかれるくらいだと。「あいつどんだけ暇なんだよ。」と非難されても返す言葉がないのだ。従って僕の映画好きは趣味ではなく中毒なんです。最近に至ってはもうこりゃ恥の領域で、くだらないもの含め手当たり次第目を通しているような…..。んがしかーし!一度やってみたかったこの恥さらし!!評論ではありません。独断と偏見を大いに兼ねたリポート、小ネタにでもなってもらえたら僕的にはかなりオイシイですが、余計な期待はせず、いきます! 矢口史靖監督、期待の最新作にして改心の一撃!!! というキャッチコピーを横目に一人ナイトショー行ってきました。 WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜
当たり前のごとく大学受験に破れ、彼女にもフラれる都会っ子青年が、おバカなほど気ままに林業に従事することを決意。携帯の電波もコンビニもない山奥で一年間の研修期間を送ることになるわけで。伊藤英明扮する職人始め、村人にガッツシしごかれヒーヒー言いながらも青年の中に少しずつ変化が生まれていくのです。
見所はなんといってもキャストのハマり具合の良い事!キャラにブレなんて一ミクロもありゃしませんし、演技がイマイチな俳優は存在しません!キャストには大分こだわったらしいですが、ものの見事的中してます。それだけでも充分見応えあり!
プロット的にはかなりシンプルですが、ストーリ展開のテンポがこれまた爽快なんです。本作のプロットらしく、無駄な意外性なんかは全くないし、その分いちいち笑えるんだな〜。平日のナイトショーってこともあって、お客さんは僕含め3人だったんですが、こらえられない時はふいちゃいました!勿論大げさにはしませんが、こらえられないものは仕方ない。そういうルールが映画館にあってもいいんじゃないかって思うくらい。見終わって印象的なシーンが正直たくさんあります。あまりネタバレ的なことは省きたいので、具体的にふいたポイントなどは言いませんがw
今回一つだけ印象に残ったことを上げると、コミカルながらも環境の変化の中生活を送る青年の立ち振る舞いが僕にとってはリアルでした。
何もかもが初めての時はたくさん恥をかくものです。んでもって実際それ盛りすぎだろ!というぐらいたくさんのハプニングに襲われるたりするのもリアルなんです。
そんな時、「今俺相当ダサイやつだ、何やってんだろ俺」とか思うんですよ。
よく若い時の苦労は買ってでもしろといいますが、若い時のダサイ経験は買ってでもしろと言わんばかりに。恥をかいたり、ダサイ思いをすることで、本当に恥ずかしい、ダサイことがなんなのかが分かってくるように思います。
さあ、WOOD JOB!ガチでオモシロかよ〜! そこのYOU、見にいっちゃいなよ…… P.S. なあなあとは
神去村の人々の口癖で、「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」というニュアンスを持つ言葉で、拡大解釈して「のどかで過ごしやすい日和ですね」という使われ方もする。
FROM WIKIPEDIA
http://ja.wikipedia.org/wiki/神去なあなあ日常